こんにちは、中村ゆずるです。
去年から、コミュニティへの参加が増えました
昨年の4月に初めてリアル開催の『freeeマジカチmeet-up』に参加してからというもの、沖縄開催のマジカチは皆出席。そして同じく活用しているサービスであるbixidのmeet-upにも参加するなど個人的にコミュニティ活動?が活性化しています。
人混みや初対面の人とのコミュニケーションがあまり好きではないからか長らくコミュニティからは遠ざかっていたのですが、タイトルにもあるようにこれら二つのコミュニティは『参加したくなるコミュニティ』でした。
freeeマジカチ
freee認定アドバイザーが運営するfreee認定アドバイザーのためのコミュニティ。
全国各地に地域会が発足しており(オンラインもあり)、定期的なmeet-upで活用事例やfreee活用を超えたさまざまなテーマで対話が飛び交っている。
マジカチHP:https://majikachi.fun
OV-AN meet-up
経営支援クラウド『bixid』を提供する(株)YKプランニングが主催するmeet-up
bixidの活用を通じて「ひとりぼっち経営者をゼロに」という理念の実現に向け活用事例を含むさまざまな研修、対話、交流会を行なっている。
2024年のmeet-up:https://bixid.net/lp/meetup2024.html
このように参加したくなるコミュニティがある一方あまり参加したくないコミュニティもあります。(人それぞれの好みもあると思いますので特定のコミュニティの話がしたいわけではありません)
自分にとって、参加したくなるコミュニティとそうでないコミュニティの違いはどこにあるのか。少し考えてみたいと思います。
そもそも『コミュニティ』とは
専門的な話で言うと株式会社MIMIGURIの東南さんのnoteが非常に興味深かったです。
ただ、「コミュニティ」と言う言葉が生まれた時と現在では大きくその解釈に変化が起きているようで、現在のコミュニティという言葉に対する解釈は専門家の中でも共通する解釈はないという印象を受けました。
前述の東南さんのnoteではコミュニティと組織を比較してどう違うのかを綴ったものでしたが、この集団がコミュニティか、組織か。と言うよりはコミュニティ論的な捉え方と組織論的な捉え方がある。といった考え方が印象的でした。
コミュニティ論的な考え方
- 社会学に基づく捉え方
- 集団を脱中心化して捉え、固定的な構造や明示的なルールに縛られない
- 所属メンバーそれぞれが異なる目的を持つという前提に立つ
組織論的な考え方
“コミュニティ”とは何か:”組織”との比較から手がかりを掴む
- 経営学に基づく考え方
- 集団に中心を起点として、構造やルールを持った視点で捉える
- 所属するメンバーが共通の大きな目標を有していると言う前提に立つ
詳しくは下記リンクをどうぞ
参加したくなるコミュニティ
正確には自分が参加したくなるコミュニティということになりますが、先ほどの2つの捉え方を参考にいくつか、参加したくなるコミュニティに共通する項目があるのではないかと考えました。
- 共通の目的・価値観を持ちつつ、それぞれが異なる目的や価値観を持つことを前提としている
- 目標に縛られていない
- 中心にあるのは人ではなく目的やプロダクト
参加したくなるコミュニティは、
共通の目的を持ちつつそれぞれの目的があるということが前提。それは、コミュニティの目的と自社組織の目的に大きな矛盾がないと言えると思います。
ただし、その手法や戦略には違いがあるということをきちんと尊重できるメンバーで構成されている。尊重できるように、適切なルール設計がされているというのが重要になります。
目標に縛られないというのは手法や戦略に違いがあるように目標についても違いが出るからです。前述のnoteにもあるように目標まで共通にするのはもはや組織と言えるでしょう。(楽しむための目標設定であればいいと思います)
中心のあるのは人ではなく目的やプロダクト。
自分の中ではこれが一番大きいかもしれません。コミュニティの意義は、共通の目的を持つ仲間と目的を達成するための取り組みやツールの活用事例などを共有しコミュニティ全体での成長に繋げること。だと言えますが、中心に人を置くコミュニティでは、中心にいる人の言うことが全てとなり意を唱える人がいなくなりコミュニティの意義が形骸化する傾向があるからです(いくつかそう言うコミュニティも見てきました)
以上にあげた項目が参加したくなるコミュニティ。言い換えるとその逆が参加したくないコミュニティ。
自分の参加するコミュニティが参加したくなるコミュニティになるように。参加したくないコミュニティに変化しないように。そんな動きをしていければなと思います。