こんにちは、中村ゆずる(@yuzuru098)です。
ここ数年(いやもっと前から?)、働き方は個人として稼ぐ方向へと変化しています。
個人で何かしらの価値を提供し、収入を得る。フリーランス、副業、脱会社員、雇われない働き方。表現の仕方は様々ですが、昔と比べて個人で収入を得るハードルはものすごく下がったんじゃないかと思います。
しかし、意外と認知されていないなと思うのが、お客さんに価値を提供すること以外にやるべきことが多く存在しているということ。わかりやすいところで言うと事務作業、請求書の発行や記帳などの経理業務が挙げられます。
今回は、事業を行う上で最低限必要な役割(業務)と、適材適所専門家と連携して事業を行うことで自分の得意なこと、やりたかったことに集中できる環境を作ることについて書いてみようと思います。
想定以上にやるべきことがたくさんある
冒頭でも書きましたが、事業を行っていると直接お客さんに価値を届ける業務以外のことが思ったよりも多く存在します。
お客さんに価値を届けるまでのプロセスですらざっくりと【集客→セールス→提供→アフターフォロー】と分解することができ、会社の規模が大きくなればその一部分しか行っていないということも普通でしょう。
そして、冒頭に例をあげた経理業務をバックオフィス業務。書類仕事が多く苦手意識を持っている方も多いのではないでしょうか。
事業を継続させる上で大事なのが将来の売り上げのタネを蒔くこと。副業だとそこまで意識することはないのかもしれませんが、目の前の売り上げだけに集中するわけにはいきません。
限りある時間がいろいろな業務に分散され事業活動を進めていく。会社員でいるときにはあまり考えないことかもしれません。しかし、起業を考える際はこういった周辺業務まで行う必要があるということを理解しないといけないでしょう。
時間をかけるか、お金をかけるか
- 今の売り上げを上げる活動(収穫)
- 将来の売り上げを上げる活動(種まき)
- 事務処理などバックオフィス業務(事務処理)
事業を行うには、ざっくりと3つの活動あります。「これら全てを一人でやりきるのか?」という話が今回の本題となります。これは、時間とお金をどう使うのかという話になります。
時間を使って自分でやる
自分の業務時間を、収穫・種まき・事務処理に分けて自分自身で行います。収穫と種まきの比率は?事務処理にかかる時間は?が考えるポイントになるかと思います。
業種業態によって多少変わるとは思いますが、事務処理にかかる時間というのは結構あります。経理業務であれば、領収書や請求書など書類の整理、売上(現金商売であればレジ管理)、銀行業務、会計ソフトへの記帳など。
また、助成金などの申請を行うためにはそれぞれの申請に合わせた書類の作成や帳簿の提出が求められるので、書類作成の負担もばかになりません。
人を雇い、組織として動くことになれば、人事労務に関わる業務も行わなければいけません。
業務の内容によっては専門知識が必要なものも多く、知識の習得のための勉強にお金がかかることもあります。
負担の度合いや事務処理に対する好き嫌い、得意不得意によっても変わりますが、全体像を把握したのち、誰かに頼むという選択肢も持った方がいいのではないかと思います。
お金を使って人に頼む
お金を払って誰かに頼む方法は2通りあって人を雇うか業務委託をするか。
どちらがいいとは一概には言えませんが、フリーランス同士が業務委託で繋がるチームというのが今後増えてきそうだな。というのが個人的な感想です。
どちらにせよ大事なのは『どの部分を誰に頼むか』というところです。そしてその場合、雇用と業務委託のどちらがより適切だろうか。という順番で考えればいいのかなと。
内部の事務処理をするための事務員を雇う。より多くのお客さんにサービスを届けるための営業を雇う。種まき部分でマーケティングの専門家にサポートを依頼する。会計部分で税理士に記帳代行や税務相談の顧問契約をする。助成金のサポートを依頼する。
頼める人、頼み方の種類は多岐にわたるので、頼む前にそういった相談をするのもいいかもしれませんね。(お問い合わせお待ちしております!笑)
起業でやりたかったことは?
起業する(した)というこは何かしらのやりたいことがあったのではないかと思います。しかし起業してみるとやりたいこと以外の業務が思ったより多いという印象を受ける人も少なくないのではないかと思います。
できる限りやりたいことに集中し自由な働き方をするために
- 全体像(役割)を把握する
- 自分がやりたかったことは何か
- 誰にどの部分をどのように頼むか
といったポイントを検討してみてはいかがでしょうか。
適材適所、うまく人に頼むことができれば、自分のやりたかったことに集中できる最高の環境を手に入れることができるでしょう。