こんにちは、中村ゆずるです。
『どんぶり勘定』この記事を見るような人であればきっと聞いたことがあるはず。
これは、「”どんぶり”ってなんだ?」という素朴な疑問から『勘定はどんぶりから自動釣り銭機へ』という結論に至った話です。
『どんぶり』ってなんだ?
丼勘定
コトバンク-丼勘定
細かく計算などをしないで、おおまかに金の出し入れをすること。昔、職人などが、腹掛けのどんぶりから無造作に金を出し入れして使ったことからいう。
「意味は知っているけれど、一応調べておくか」とググってみたら、なんと由来まで書かれているではないか。なんでどんぶり?と思っていたら、想像しているどんぶりではありませんでした…笑(でも同じこと考えてた人は少なくはないはず!)
昔、とは書いているけどそんな昔でもないような…。なんなら今でも稀にどんぶり使っている人がいたような気がします。
勘定は『どんぶり』から『自動釣り銭機』へ
どんぶり勘定を脱却して、きちんと金銭管理をしよう!
まだまだどんぶり勘定の経営者が少なくないことは実感としてあります。そこでどんぶり勘定から脱却してこまめに帳簿をつけて、集計して、現状を把握しよう。なんて話をするわけです。
さて、そんなことを考えていると、「どんぶり勘定の逆ってなんだろう?」という疑問が湧いてきます。今や主流の勘定は(言葉として適切かどうかは置いといて)『レジ(キャッシャー?)』でしょうか。入出金を適切に管理し、収支を合わせる。大抵の場合現金の入出金が発生するときは何かしらの記録を入出金と同時に行うようになっているはずで、どんぶりで行うケースはほとんどないはずです。
とすると、【どんぶり>通常のレジ】というふうに現金実査でズレる確率は減っていく。さらに自動釣り銭機も考えると【どんぶり>通常のレジ>自動釣り銭機】となるのかな。これからの時代は「どんぶりから自動釣り銭機だ!」なんてくだらないことを考えていたここ最近でした。
脱、どんぶり勘定
これで終わっちゃうと本当にしょうもない話で終わりそうなので少し追記を。
どんぶり勘定の話は『考え方』の話と『利用するツール』の話に分けられるんじゃないかと考えます。
考え方
考え方で言うと、どんぶり勘定とは「細かく計算などをしないで、おおまかに金の出し入れをすること」とあるように”雑”な印象を受けるかと思います。
勘定が雑だと経営も雑になります。(これは間違いないはず)
勘定を、経営を雑に考えない。というのがどんぶり勘定から脱する一つのキーワードになるんじゃないかと考えます。
そのための方法の一つが『月次決算』です。
きちんと帳簿をつけ、月に一回は精算し、振り返る。定期的に振り返る(定点観測する)ことこそ、雑ではない、ていねいな経営と言えるのではないでしょうか。
利用するツール
利用するツールという視点だと、『どんぶりから自動釣り銭機へ』という話にあったようにどんぶりを使う時代はとうの昔に終わっています。レジを使いましょう。という話です。
また、勘定の部分だけでなく、経理の帳簿付を考えてもクラウド会計の活用を通じて多くの部分を自動化するなど効率化する手法はどんどん増えてきています。
様々なツールをうまく活用し、どんぶり勘定を脱却しましょう!