こんにちは、中村ゆずる(@yuzuru098)です。
確定申告お疲れ様でした。
今回の確定申告はどうだったでしょうか。
- 申告書作成サイトが使いやすくなっていた
- クラウド会計ソフトから楽に申告することができた
- e-taxが落ちた
- 相変わらずめんどくさかった
- 1年分まとめて頑張った
- コツコツやっていたので意外と楽に申告できた
さまざまな感想があるかとは思いますが、やっぱり毎年「めんどくさい」といった様な感想が目立つような気がしますね。
また、帳簿をつけていて自分の売上や経費なんかをみていると、「今年は売り上げ下がったなー(上がったなー)」「ん?こんなに経費使っていたのか?」なんてことに気づいたりすることもあります。
今回は、確定申告がめんどくさかったなと感じたフリーランスへ向けて
- 確定申告はもっと楽にできる
- せっかくだから会計データをもっと活用してみては?
という話ができればと思います。
確定申告は、もっと楽にできる
結局は『日々コツコツとこまめに会計処理をする』という一言に尽きます。
確定申告そのものがめんどくさいというよりは、その前段階の会計処理がめんどくさいということですね。
正しいし、これしかないという気もしますが、それだと話は終わってしまいますし、「わかっちゃいるけど」という人が大半だと思いますのでこの「わかっちゃいるけど」の部分をもう少し掘り下げていきます。
ちなみに、自分ではやらないという選択肢もあります。
もちろん料金はかかりますが、税理士に依頼しきちんと資料を準備して、余裕を持ってお願いすれば、期限内に申告書が仕上がり、提出まで行ってくれます。
一番楽なのはこの方法かもしれません。
大事だと わかっちゃいるけど 後回し
大事だとわかっていても後回しにしてしまう理由ってなんなんでしょうか。
要は「会計処理を習慣化できない」ということなんじゃないかと思います。そこで、習慣化に必要な要素である『知識・スキル・動機』について掘り下げてみます。
知識・スキル(+ツール)
習慣化するにはそもそも、知っていて、そしてそれができる必要があります。楽に経理をしようと思うならば、そのための知識とスキルを身につけることが大切です。(最近は「知識がなくても大丈夫」なんてアピールするクラウドソフトもありますが、それはもう少し先の話でしょうか)
- 基礎的な簿記会計知識
- 使用するツールの活用方法
- その他ITに関する基礎知識(ITと呼んでいいかは不安ですが)
これらは必須の知識・スキルではないでしょうか。
動機
意外とこれが最重要なのかもしれないと思うのが『動機』です。
「申告しなければいけない」という外発的動機だと少し弱いのかなと感じています。(会計処理を行う理由が義務だというのは個人的にちょっと悲しいですしね)
もっと会計処理をこまめに行うメリットをわかってもらいたいなというのが自分の想いでもあります。
月次決算(収支分析)で一石二鳥!
これが会計処理をこまめに行う動機になればという想いも含めて、最後に月次決算(収支分析)の話をしようと思います。
月次決算(収支分析)するためには当然ながらこまめな会計処理が必要です。(少なくとも月一では)
月次決算するための会計だと考えれば、申告のための会計よりは少しやる気が出るかなと。
月次決算をすることで、事業の現状を把握することができるようになります。
現状を把握することで次のことができるようになります。
- さまざまな比較
- 目標との比較
- 去年との比較(数年前でもOK)
- 他社との比較
- シュミレーション(こうしたら、こうなる)
- 値上げや値下げの判断
- 費用対効果の分析
- 従業員を増やしても大丈夫?
- 資金繰りシュミレーション
- 融資を受けた際の返済シュミレーション
ざっとすぐ思いつくだけでもこれだけあります。一言で言ってしまえば、会計処理をすることで経営判断する上で役に立つ情報が手に入るということじゃないかと思います。
少しはこまめに会計処理をする意欲が湧きましたでしょうか。